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Windows Subsystem for Linux を有効にする
まず”Windowsの機能“というウィンドウを開きます。
1. スタートメニューの歯車アイコンをクリックして設定を開く
2. アプリをクリック
3. 左側のアプリと機能をクリック(既に選ばれている筈ですが念のため)
4. 設定ウィンドウの幅により、広ければ右サイド、狭ければスクロールした下の方に「関連設定」プログラムと機能という項目があるのでクリック。プログラムと機能というウィンドウが開きます
5. 左側にWindowsの機能の有効化または無効化という項目があるのでクリック。Windowsの機能というウィンドウが開きます。
または
1. スタートメニューからWindows システム ツールの項目の中のコントロール パネルを選ぶ。コントロール パネルが開きます。
2. プログラムという項目にあるプログラムのアンインストールをクリック。プログラムと機能というウィンドウが開きます。
3. 上記5番に同じ
- コントロール パネルはコルタナさんにconと入力して探してもらうという手もあります。
Windowsの機能に無事たどり着いたら、スクロールしていってWindows Subsystem for Linuxという項目を探してください。ここにチェックを入れてOKします。この機能は再起動後に有効になります。再起動を促すダイアログが出てくるので再起動してください。
- もしここがWindows Subsystem for Linux (BETA)となっていたら、まだFall Creators Updateが適用されていませんのでWindowsをアップデートしてください。
- BETA版ではなくなったので、以前のように「開発者モード」にする必要はなくなりました。
Ubuntuをインストールする
Windows Subsystem for Linux(以下WSL)ではストアから複数のディストリビューションがインストールできますが、ここではUbuntuを選びます。(2017年10月現在では他に”openSUSE“、”SUSE Linux Enterprise Server“が選べます)
ストアを起動してubuntuで検索してください。
見つけたらインストールします。
スタートメニューからUbuntuを選んで起動します。初回起動時にインストールが始まり、しばらく時間がかかります。インストールが完了すると最後に、ユーザーネームとパスワードの入力がありますが、これはWindowsのアカウントとは全然関係はありませんので自由に決めてください。パスワードは確認のため2回入力することになります。パスワードは今後何度も入力することになるので絶対忘れないでください。
インストールが終了すると画面にプロンプトが出て入力待ち状態になります。
プロンプトはデフォルト状態では
ユーザー名@ホスト名:カレントディレクトリ$
となっています。ホスト名はWindowsの設定>システム>バージョン情報で確認できる”デバイス名“が設定されています。
起動時のカレントディレクトリは”~“と表示されていますが、これはユーザーのホームディレクトリで、実際には/home/ユーザー名
です。
以下、ここにキーボードからコマンドを打ち込んでプログラム/パッケージのインストールや設定をしていきます。
まずはインストールに使うapt-getを最新にしておきます。apt-getコマンドを使用するには管理者権限が必要になりますのでコマンドの前にsudoをつけて実行します。
と打ち込んでEnterを押すとパスワードの入力が求められるので上で設定したパスワードを入れてください。(一度パスワードを入れてから数分間はsudoコマンドのあとパスワード入力を省略してくれます)
ちなみにこのupdateでaptライブラリが最新版に更新されます。
続いて、インストール済みパッケージを最新バージョンにアップデートします。
アップグレードするパッケージがあった場合、「これこれの容量のディスクスペースを消費するがインストールしてよいか?」というようなことを訊かれますのでyを入力してください。いちいちyを入力するのが面倒な場合は
と、-yを付け加えておくとこちらの返事を訊かずに先に進みます。
アップグレードした結果不要になったパッケージがある場合はそのように表示がされますので、不要パッケージを削除しておきます。
※Fall Creators Update以前に既にUbuntuを導入済みのひとへ
コマンド プロンプトやPowerShellからbashと打ち込んでインストールした”Bash on Ubuntu on Windows“は、今回インストールした”Ubuntu“とは別インスタンスになります。前者は将来的には廃止方向ということなので適宜新環境に移行しましょう。
参考:
What’s new in WSL in Windows 10 Fall Creators Update – MSDN Blogs
Apacheをインストールする
LAMPのL(Linux)の導入が終わりましたので次にA(Apache)をインストールします。
以下、インストール時には「これこれの容量のディスクスペースを消費するがインストールしてよいか?」というようなことを毎度訊かれますのでyを入力してください。いちいちyを入力するのが面倒な場合は upgrade の時と同じようにコマンドに -y をつけておくと質問を省略できます。
インストールが終了したら、動作確認をしてみましょう。
ApacheはWebサーバーなので、まずサービスを立ち上げます。
無事起動すると
Starting Apache httpd web server apache2
と表示されます。その下に
AH00076: Failed to enable APR_TCP_DEFER_ACCEPT
と警告が出ますが今は無視しておきます。Apacheが起動したら、普段使っているWebブラウザを立ち上げてください。(Edge/IE/Chrome/FireFoxなど)
アドレスバーにlocalhost
と入力してエンターを押してみてください。
無事にApache2 Ubuntu Default Pageが表示されれば成功です。
(表示されるファイルは/var/www/html/index.html
です。)
なお、サービスの停止は
再起動は